イピル・イピルの会

 
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(ボスニア・ヘルツェゴビナ)

 
 

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■ 岩手県野田、岩泉 桜のフォローアップと
   普代、田野畑、宮古市田老へ(2012.6)


田野畑から岩泉へ
田野畑役場から新緑の美しい下閉伊グリーンロードを通って
岩泉へ。ここを支援隊が通り田野畑、普代、野田へ行ったそ
うです。

13時、役場表敬訪問。3月にお会いした橋場副町長が会議を
15分ずらし、待っていて下さいました。3月のお礼を述べ「地元
ボランティアから100本の桜をグリーンロードに植えたい」
との
要望があり更に100本を寄贈する旨をお伝えしました。

お土産に岩泉サイダーを会田さんと共に頂きました

             左から:町議の坂本さん、会田さん、伊藤、副町長の橋場氏

植栽地へ
坂本議員さんの案内で植栽地の視察へ。
通って来たグリーン
ロードへ引き返し、植樹を担当して下さった
佐々木さんと待ち
合わせ、桜の成長状況を再確認。
「草刈りは7月下旬。
桜を植えたおかげで地区の人が纏まりました!
『草刈りはい
つやんだーぁ』と皆、桜の成長を楽しみにしています」
との事
でした。
「隣接する田野畑地区の人にも声を掛けてグリーン
ロードを
桜で埋めたいですね」と嬉しいお話を伺いました。


         下閉伊グリーンロード入り口の看板前で:左は佐々木さん
看板の後ろに5本植樹されていた


             4月14日グリーンロードに植えた桜の最終地点

小本地区へ
坂本さんの説明によりますと小本地区には計32本を植樹
したそうです。

途中の道路で先導の坂本さんの車が止まりました。あたり
を見ると1頭
のカモシカがガードレールを越え道に入り込ん
でいます。カメラを探して
いる内に谷へ下りて行きました。
残念! 自然が豊富な町なのですね!

15本を植えた場所へ行きましたが植樹をした木の上に大
きな栗の木等
が覆い被さり日陰になっています。既に1
枯損しており日当たりが
問題になりそうです。
また、草が相当に伸び、下草刈りが必要のようです。



小本地区の漁港へ
車窓から水門と防潮堤が見えて来ました。「この地区は津波
の被害があった所では?」内心不安が過ぎりました。 

桜は塩害に弱いのです! 
津波の被害がありましたが住民の希望で桜を
植えてありまし
た。
漁港は海辺の土地と道がある上の土地との落差が4m
程あり思ったより
水掃けが良く、春先の大雨で塩分が抜けた
のでしょうか桜が良く成長して
いましたが、草に覆われており
下草刈りが必要となります。



下の道路沿いに植えられた桜

「熊の鼻」展望台 
視察を終え、坂本さんとお別れし絶景「熊の鼻」展望台へ。

展望台から見る三陸の海は延々と続き、岩肌近くには白波
が立ち
澄み切った青い海に映えていました。大地震があった
とは思えない穏や
かで美しい海が限りなく広がっていました。


宮古市・田老へ
昨年の9月に桜寄贈についての手紙を出し、数回メールを
交換した
市役所・秘書室の中村氏にお願いして田老総合
事務所を紹介して頂き
田老の振興課・斎藤氏とお会いす
る事になっていましたが着いて
みると課長の中坪氏も岩泉
の坂本さんからのご連絡で同席して下さい
ました。
お話を伺うと「既にグリーンピアという所に可なりの桜が植
樹されています。しかし、まだ余裕があるのでは・・」と前向
きに検討をして
下さいました。
是非、桜を「希望の木」として植えたいものです。


               左から: 伊藤、斎藤係長、中坪課長、会田さん

田老総合事務所の玄関両脇には京都の醍醐寺から贈ら
れた枝垂れ桜2本
が植えたあり、津波から町を守る大堤
防を築いた先人の言葉と碑が建って
いました。


京都の醍醐寺から寄贈された枝垂れ桜2本

明治、昭和の津波を教訓にし平成15年に「津波への警鐘と防災」を定めた記念碑。

津波への警鐘を常に訴え、私財を投げ打ち堤防を築いた関口氏の胸像

久慈から始まった長旅もここ宮古市で終わりです。
最初は田老から三陸鉄道で宮古まで来る予定でしたが、
「田老まで来たのだから宮古まで送ります」と会田さん。
ほぼ予定通り17時過ぎに宮古へ到着。

中野氏のお世話で18時に宮古市役所・秘書課の中村
氏に会う事になっていたので、時間調整の為に中野氏
のお宅へ。

中野氏は昔、市会議員をされている地元の名士で接骨
院を経営。18時、中野氏、会田ご夫妻と市役所へ。

秘書課室長・下島野氏も同席され面談。田老を紹介して
下さった
お礼を述べこれからのご協力をお願いいたしま
した。
「折角来たのだから食事でも一緒に」と中野氏に
お誘いを受け夕食
を頂く。久し振りにボランティア仲間と
の再会に会田さんも中野さんも話が弾んでいました。

中野さん夕食ご馳走さまでした。夕食後、会田夫妻と
お別れ。
会田さん2日間のお付き合い有難うございました。
運転手兼調整役、本当に、本当にお疲れ様でした。

また、中野氏にも大変お世話になり感謝です。
予定通りに訪問を終え、宮古発21時の夜行バス・ビーム
号で品川へ戻りました。



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