サラエボ ―――
サラエボに戻る頃は夜近く。二山越えねばなりません。
大雪で山道が滑ります。
注意して運転してくれていたのですが・・・カーブをバスが滑り降ります。
これは危ないと思った瞬間、バスのタイヤが滑り谷側へ。一瞬ダメかと思う程。
ブレーキを掛けてやっと止まりました。
暗闇のお陰で先が見えず怖さが半減。
「運転手さん頑張って!」
皆、手に冷や汗し、祈りました。
雪をかき、タイヤに土を噛ませてやっと道路へ戻りました。
その時バスの中では大きな拍手が沸き起こりました。
ホテルに着いたのは21時過ぎていました。
ホテルの台所を借り、ウィーンで買ったハム類や買出しをしたもので
手作りの夕食を摂りました。
「イヤー、スパゲッティ美味しかったです!」
ご飯も炊きました。味噌汁も食べました!
<PARK>
19日は大雪で覆われたPARKの公園に枝垂れ桜を移植しました。

(PARK:枝垂れ桜移植後)
本来は市長舎前に植えて欲しかったのですが、場所が無く断念。
大山桜に混じりモイミロに植えられて生き延びていたものを移植したのですが、
日本では考えられない状態で、5年生の木が土を落とし、根だけの状態で
用意されていました。此れには驚きました!
無事に根付く事のみを祈ります。
その後、羅患した桜の処理方法などを指導し、ソコロビッチ・コロニアで
養生されている桜を視察。

(PARK:養生された関山、市長舎裏川縁に植樹予定)
樹木医の指導通りに植えられておりました。
将来、旧市街地の町並みを美しくこの桜が彩る事と思います。
サラエボ市の担当者、管理責任者とパートナー関係を再確認できたのは
大変有意義でした。

(ゼトラ公園墓地:2002年に植樹した聖ミフォヴィルの紅豊)
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