イピル・イピルの会

 
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(ボスニア・ヘルツェゴビナ)

 
 

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●「桜プロジェクト」 

  桜を通して「サラエボから世界へ平和との共存」

     ■2012年4月16〜27日 フォローアップツアー
       ビハチ市 → バニャルカ市 → サラエボ市 →
       モスタル市 → ツヅラ市 → ビエリイナ市      

             (それぞれの活動報告は、市名をクリックしてください

3. 420日 サラエボ市(2)

*サラエボの植栽地
午前中は日本大使館、サラエボ市の表敬訪問が入り、午後
からの桜視察
となり効率良く廻る様に計画を立てました。

週末の金曜日でもあり職員と行動できるのは今日だけ。問題
点を伝え、
それを処理して貰う為に課題のある個所をなるだ
け一緒に廻る事にする。


現場担当官・サイド氏が力を注いでいるオトカ地区、 土壌に
問題のある
モイミロ地区とハスタハナを視察。視察中に雨が
降り出し傘を差しての視察
です。

*モイミロ地区
SOS子供村の敷地内は子供の悪戯で半分近くが枯死してい
る。一方、学校
の敷地内は急斜面ということもあり子供達の
悪戯による被害は少ない。
土壌も良い為に成長も順調です。

道路反対側の土手は土壌が悪く成長に著しく差が出ている。
10年経って
もあまり成長していない木は2010年寄贈の苗木
を土壌改良して植える
ように昨年から提言している・・・

旧オリンピック村側の道路で、オリンピック通りと名付けられ
た通りであり、
桜並木構想の道路でもある。是非とも計画を
実現させたいと思います。


再三提言しているのですが、まずは土壌改良をする必要が
あると思われる。


*オトカ地区
国際水泳プール館の廻りに1年養生した紅豊45本が植えら
れている。
人的被害により1本が枯死していたものの概ね良
好に生育している。
昨年来より数本に貝殻虫が発生していた。 昨年、職員に処
理の仕方を
伝えておいたが未処理のままである。幸い、今日
はボスのサイド氏同行
の為に強く依頼する。了解、来週始め
月曜日に石灰をぬります」
と約束してくれる。
(4月23日の夕方、モスタル市よりサラエボに戻る車中から
石灰が
塗られている事が確認される)  サイドさん有難う!

スイミン・プール会館入り口  大きくオリンピック・プール サラエボ の文字が掲げてある

貝殻虫の害が大きい桜の手当て方法をサイド氏に伝える   
昨年も伝えている事が処理されていないので強く要請する

桜並木 サラエボ市PARK 4/15撮影

桜並木 サラエボ市PARK 4/20撮影

*ミリヤッカ川べりの遊歩道 
ミリヤッカ川を挟んで両側に桜を植えている2006年雪の中
で植えた福禄寿5本は元気に成長。2008年にGORAN(各学
校に植樹奉仕団として生まれ、現在はエコー活動を中心にして
いる)と植えた桜は人的被害や深植えの為に枯死しているのが
多く、成長
しているのは僅か。2010年に寄贈した「紅華」を
充するように指導しているが、市側では市関係のビルの
近くに
植えたい計画のようである


アパート群のある遊歩道

PARKの職員・アミラさんです

トラムの通りに続く遊歩道

一応、オトカ地区の視察を終了。午後2時を過ぎたので昼食
を取る事にする。技術者アミラさんの案内でイタリアンのお店
に行きピザ、パスタ、アラビヤパンにハンバーグを包んだ食物。
ローマ文化はいたるところに残っている。

現場責任者のサイド氏、「ボスニア人はコーヒーを飲んでか
ら仕事をしましょうと言うけれど日本人は仕事をしてからコー
ヒーを飲みましょうです。日本人は勤勉ですね。」と笑ってい
る。文化の違いでしょうか。


ボスニアの人は本当にヘビースモーカーが多い!視察、協
議の間も
サイド氏もアミラさんも「スパスパ」吸っている。

昼食後、ハスタハナへ。サイド氏の小型車に6人が折り重な
って乗り込む。日本では考えられない!「ボスニアでは大丈
夫!」と笑っておられる。
 

*ハスタハナ
満開の時期が過ぎており僅か数本の「紅豊」が咲いていた。
市の管理が悪く、 2002年に寄贈した「紅豊」と「大山桜」が
入り混じって植えられている。


サラエボ市PARK  4/15撮影

当会、 4/20撮影   既に満開の時期を過ぎ、葉桜ぎみ

咲き終わった大山桜   大山桜は早く咲くよである


広場で遊んでいたある親子に遭遇する。 引き上げる私達を
横目に娘に頼まれたのか母親が桜の枝を掴み折り始めよう
とする。大声で「ノウ!」と叫ぶがチラッとこちらを向くだけ。
走って行って、声を掛ける。「花を折ってはダメ!」「なんで
ダメなの?」「私達がシンボルとして植え、毎年手当てをしに
日本から来るのだ!」と英語で説明する。
私の怒る顔に理解してくれたらしく「OK,OK]と桜を折る事を止
め帰って行く。



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口座名義 : イピル・イピルの会 伊藤登志子



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